航星日誌:地球歴2007年3月31日
先日とある掲示板で以下のようなスレッドが立ったわけで。
「30歳で週刊少年ジャンプ載れますか?」私は今もってこの業界では端くれでしかないですし、偉そうなことを言える立場でもありませんが、が!
が!!それでも現実というモノを知ってるのですよ。
それは誰でもそうであるように、経験でもあり、知り得た情報でもある。
で、ついついこんな風に書き込んでしまったわけです。
「週刊少年ジャンプの連載を目指すには、24歳以上では絶対無理」だと。
クリエイターに年齢は関係無い…これは半分建前だし、半分本音なんです。
ただ現実として、30、いや、25歳を超えるとハッキリ言ってどの雑誌でも「もう若くないんだから」と言うんですよ。
ジャンプはその設定が23歳までなんです。3大少年誌の、他の雑誌がある程度対象にしている年齢が大学生近くにまで広げているのに対して、ジャンプは「我々は小学生を絶対に見放さない」と公言していて、それこそが年齢制限を厳しくしている理由です。
もちろん24歳以上だってそれに答えられる漫画を描けるんでしょうが、それはごくまれな話。
だからこそジャンプ編集部は若いうちから作家を育ててるんです。
その掲示板に私が思わずそう書いてしまってから、ある一人が強硬に私の意見に反対しまして。
いわく、24歳以上を取らないなんて建前だろ。
いわく、賞を受賞している人を見てわかる通り、24歳以上いるじゃねぇか。
ポッと、賞に応募していきなり賞を取れる人間がそうそういたら、雑誌は苦労しないってのに…。
彼等も若いうちから何年も頑張ってレベルを上げて言ってるんだと、そう言ったんですが…。
もちろん、彼等のデータを詳しく知ってるわけではないので想像の範囲を越えませんが、常識的に考えてそうでしかあり得ないのですが
「なんだ、結局お前の妄想じゃねーか」
と言われてしまいまして…。
別に私は、スレ主さんが目指すことに反対はしてないんです。
ただ年齢的なハンディが絶対的に存在する以上、それをある程度緩和出来る他の雑誌を選んだ方が確率的には絶対上がると思っていたので、そう書いたんですよね。
それは私が割と遅咲きな事もありますし、私をこの業界に連れてきてくれた人や私の
師匠が「やりたいことを諦めるな」と教えてくれたからなんですよね。
なんかね、感情的に反論されたら悔しいじゃないですか(笑)。
ある程度知ってる身だからこそ、頑張ってる人に確実な道を教えてあげたいじゃないですか。
変な老婆心なのは重々承知だったんですけど。
結局スレ主さんはその後一度も現れないまま終わっちゃいました。ハンディがある人はね、戦略を充分練るのは当たり前だと思いますよ。
年齢だけで判断する人は幾らでもいるんですから。
私が26歳の時に持ち込んだ中で、年齢のことを言わなかったのはヤングジャンプだけでしたね。
他各社は軒並み「もう若くないから急がないとね」みたいな事を言いましたよ。
最後に、そのスレで「じゃあこの人は?」で引き合いに出された人とかを。
鳥山明:
23歳でデビュー、ドクタースランプが始まったのは25歳の時。
後々当時の担当編集さん(マシリト)との会談で「遅かった」と言われてます。
ほったゆみ:
ヒカルの碁連載時に40代だったことを言われてるけど、彼女のデビューは20代。
しかも別にジャンプではないし、そもそもそれも夫婦の共著。
オッサンの説教臭い日記だこと。
- 2007/03/31(土) 02:03:44|
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